Sydney Contemporary 2024 | teamLab / チームラボ

Name: Sydney Contemporary 2024
Start: 2024-09-05
End: 2024-09-08
Location: Carriageworks

Sydney Contemporary 2024

終了しました

2024.09.05(木) - 09.08(日)Sydney, Carriageworks

Sydney Contemporary 2024

終了しました

2024.09.05(木) - 09.08(日)Sydney, Carriageworks

作品

生命は生命の力で生きている II / Life Survives by the Power of Life II

自分と環境は、不二、つまり、二つに見えるが実際は一つであり、切り離せない。分断の反対とは、統合ではなく、二つに見えるものも実際は一つであることに気が付くことかもしれない。
自然の恵みも脅威も、そして文明の恵みも脅威も、連続的で、つながっている。どこかに絶対的な悪意があるわけでもなければ、かといって綺麗ごとでもすまされない。わかりやすい解などないし、感情すら整理できないかもしれない。それでも、あらゆる状況においても“生きる”それを全部肯定したい。生命はうつくしい。

生命や生きることを意味する漢字「生」を「空書」で立体的に書いている。「空書」とは、チームラボが設立以来書き続けている空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築し、チームラボの「超主観空間」によって2次元化している。書は平面と立体との間を行き来する。

レンズや遠近法で切り取った作品空間は、ディスプレイ面の向う側に、作品空間が出現する。つまり、ディスプレイ面が境界となり、鑑賞者が存在する空間と作品空間は、分断してしまう。しかし、「超主観空間」の特徴の１つであるが、「超主観空間」で切り取ったこの作品空間は、ディスプレイ面が境界とならない。この作品空間は、ディスプレイ面を超えて、鑑賞者が存在する空間まで立体的に存在しているかのように認知される。作品空間は、鑑賞者の肉体がある空間と連続する。

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花と人－ A Whole Year per Hour / Flowers and People － A Whole Year per Hour

１時間を通して１年間の花々が移り変わっていく。

花々は生まれ、咲き、やがては散り、枯れて死んでいく。花は誕生と死滅を永遠に繰り返し続けていく。人々が作品の前で動くと花はいっせいに散っていくが、じっとしていると花はより多く生まれ咲き渡っていく。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

春、国東半島に訪れた際、山の中の桜やふもとの菜の花を見ているうちに、どこまでが人が植えたものなのか、どこまでが自生している花々なのか疑問に思った。そこは多くの花に溢れ、非常に心地よい場所だった。そして、その自然が、人の営みの影響を受けた生態系であることを感じさせる。どこまでが自然で、どこからが人為的なのか、境界が極めてあいまいなのだ。つまり、自然と人間は対立した概念ではなく、心地良い自然とは、人の営みも含んだ生態系なのであろう。そして、近代とは違った、自然に対して、人間が把握したり、コントロールしたりできないという前提の自然のルールに寄り添った人の長い営みこそが、この心地良い自然をつくったのではないだろうか。その谷間の人里には、以前の自然と人との関係が、ほのかに残っているように感じられ、コントロールできないという前提の下での、自然への人為とはどのようなものなのか、模索したいと思う。

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増殖する無量の生命 - Dawn and Dusk, A Whole Year per Year / Proliferating Immense Life - Dawn and Dusk, A Whole Year per Year

現実世界と同じ時間の流れの中で、この場所の現実の日の出とともに作品世界も明るくなり、日の入りとともに暗くなっていく。そして、花々は季節とともに移り変わっていく。
花々は、誕生と死を繰り返しながら、増殖と死滅を繰り返し、時間とともに移り変わっていく。そして、人々が花々に近づくと、花々は散って死ぬ。

人々が存在する現実の時間、都市の時間、花の生死が繰り返されていく時間、それぞれの異なる時間が、身体、都市、そして作品世界に接続したまま、交差し重なり合う。作品空間は、異なる時空が重なり合う。

花々の空間は、チームラボが考える「超主観空間」によって切り取っているため、レンズやパースペクティブによって切り取った空間とは違い、鑑賞者は視点が固定されず、身体が自由になる。そして、花々が映し出された壁は、我々と作品との境界面にならず、花々の作品空間は、人々の身体のある空間と連続する。

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Sydney Contemporary

Sydney Contemporary is Australasia’s premier art fair – the largest and most diverse gathering of leading contemporary art galleries from Australia, New Zealand, Asia and around the world.

Staged at Carriageworks, Australia’s largest multi-arts centre, the Fair welcomes over 95 emerging and established galleries, showcasing the work of over 500 artists presenting the best in contemporary and modern art.

Sydney Contemporary is the pre-eminent meeting place for the art world to engage with diverse practice. The Fair provides a critical platform to exhibit vibrant, ambitious and cutting-edge art from emerging and established artists to audiences from Australasia, including private and corporate collectors, high net-worth VIPs, institutional and museum directors and curators, art advisors, media and new art buyers. With a thriving art scene and sophisticated collector base, Sydney the financial capital of Australia and a dynamic cultural destination with an international reputation, home to significant public institutions, private museums and foundations, leading commercial galleries and the internationally renowned Biennale of Sydney, and newly opened Sydney Modern.

Alongside the gallery sectors, the curated program presents a showcase of the very best in contemporary art, current trends and emergent practices – installations, performances, an ambitious program of talks, guided tours, educational workshops, artist talks, the highly anticipated Art Night celebration and an exclusive VIP Program. Additionally, the Fair is home to bars, cafes and restaurants, making it an all-encompassing experience. Billed as one of the most celebrated events on Australia’s cultural calendar, Sydney Contemporary is a must-attend art event and the perfect place to discover and collect modern and contemporary art.

来場案内

会場情報

Sydney Contemporary 2024

会期

2024.09.05(木) - 09.08(日)

時間

Thursday 5 September
General Admission 11:00 - 17:00
Art Night 17:30 - 21:00

Friday 6 September
General Admission 11:00 - 17:00
Friday Night 16:00 - 20:00

Saturday 7 September
General Admission 11:00 - 18:00

Sunday 8 September
General Admission 11:00 - 17:00

料金

Art Night
Advance: $65 + booking fee
Full Price: $79 (Save $14)

Friday Night
Advance: $35 + booking fee
Full Price: $40 (Save $5)

Premium+ Pass
Advance: $150 + booking fee

Day Ticket
Advance: $35 + booking fee
Full Price: $40 (save $5)

Concession Ticket
Advance: $30 + booking fee

ウェブサイト

Sydney Contemporary

アクセス

住所

Carriageworks
245 Wilson Street
Eveleigh, Sydney

Map

お問い合わせ

By email

info@artfairsaustralia.com.au

アーティスト

チームラボ

アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

チームラボの作品は、ビクトリア国立美術館（メルボルン）、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館（シドニー）、南オーストラリア州立美術館（アデレード）、オーストラリア国立美術館（キャンベラ）、アモス・レックス（ヘルシンキ）、ロサンゼルス現代美術館（ロサンゼルス）、サンフランシスコ・アジア美術館（サンフランシスコ）、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション（イスタンブール）、アジア・ソサエティ（ニューヨーク）などに収蔵されている。

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teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.